行きたいけど行けない海外旅行。そんな時は「#マリアナバーチャルツアー」でテニアンの歴史を巡る旅をしてみませんか?南の島に古くから伝わる歴史や、日本から南へ約2400km離れたテニアンで感じる日本との繋がりを辿ってみましょう。

1.タガ遺跡(ハウス・オブ・タガ)

マリアナの先住民族のひとつ、チャモロの歴史に触れるならまずはタガ遺跡へ。テニアン港すぐそばにある古代チャモロ民族のタガ王が残した石柱遺跡は公園として整備されているので観光のしやすさも抜群です。サンゴ石で作られた巨大なラッテ・ストーン(タガ・ストーン)はロタやグアムにも残されていますが最大規模のものは「タガ王朝(古代チャモロ)」の中心地だったと言われるテニアン島のタガ遺跡のもの。何の目的で、どのように作られたかは未だ謎に包まれたままです。

2.オールドサンホセ教会鐘楼

サンホセ教会の庭にある高さ20mほどの鐘楼は、17世紀末にテニアンを含むマリアナがスペインに統治されていた歴史を今に伝える様相です。戦争や長い時間の中で傷んだ鐘楼を住民が修理を繰り返して大切に保存しています。今も住民の結婚の案内などにはこの教会鐘楼が使われていて、住民から愛され続ける村のシンボルとなっています。

3.日本人村跡


テニアン島は日本の委任統治領だった歴史を持ちます。戦前は多くの日本人がテニアンへ移住して製糖業・酒精及び清酒業などで島を発展させました。その時に日本人が暮らしていた建物やその一部が今もテニアンには数多くあり、日本人村があったサンホセ村には日本語が残る朽ちた建物など特に多くの遺構が残っています。随所に設置されたプレートは日本語と英語で説明が書かれているので、村を散歩がてら当時の暮らしぶりに思いを馳せてみるのも面白いでしょう。

4.エイブル滑走路と原子爆弾積荷場跡

 ここはテニアンの歴史を巡る旅で欠かせないスポットのひとつ。このエイブル滑走路は太平洋戦争末期に原爆を搭載したB-29爆撃機が広島と長崎へ向けて飛び立った場所として世界的にも有名です。現在では原爆を格納していた場所に写真が展示されている他に当時の面影を残すものはありませんが、きれいな青空の下で戦争について考えてみるのも悪くないかもしれません。

テニアンの歴史は、島に残る豊かな自然やのんびりと流れる空気からは想像ができないほど激動に満ちていて、とても興味深いものばかりです。
サイパンからわずか15分ほどのフライトで行けるテニアンを訪れて、その歴史や文化を肌で感じる旅はここでしか体験できないものとなるでしょう。