太平洋戦争の激戦地だったサイパンには戦没された人々の鎮魂のために建立された慰霊碑が数多くあります。
毎年、終戦の日が近づく8月には現地の日本人会が主催となり、平和への願いをこめて慰霊碑の清掃活動と慰霊を行っています。

今回はそのうちのサイパン島北部にある「中部太平洋戦没者の碑」清掃の様子を現地からお届けします!

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みなさん、こんにちは!ハファダイ!はじめましてMASAです。

8月15日は終戦の日でした。

サイパン日本人会主催で、この終戦の日にサイパン島北部にある日本政府建立の「中部太平洋戦没者の碑」と「おきなわの塔」の清掃活動が行われましたので、参加させて頂きました。

日本政府が建立した海外にある慰霊碑は全部で15か所あるそうです。

一番最初に建てられたのはフィリピン、その後が硫黄島、サイパン島にあるこの中部太平洋戦没者の碑は昭和49年3月25日に建立され、海外の慰霊碑としては三番目の慰霊碑だそうです。(おきなわの塔は1968年に当時の琉球政府によって建立)

中部太平洋戦没者の碑は全体が日本庭園の枯山水をイメージしてつくられています。
今では大変めずらしい福島県産の御影石などをつかっています。
清掃はゴミを拾いから始まり、枯れ葉や枝の除去、隙間に溜まってしまった砂埃等を取り除いていきます。

裏には個人や慰霊団体の方が建てられた慰霊碑があります。ここも一生懸命綺麗にさせて頂きました。

在サイパン領事事務所所長、関係者、日本人会会長をはじめ会員の皆様たちと総勢約30名ほどで一生懸命掃除をさせて頂きました。

その後は全員で献花をし、お線香をあげてお参りをさせていただきました。

サイパン島は1944年7月8日に玉砕という悲しい歴史があり、今年は戦後76周年になります。(日本では75周年ですね)

南洋桜も綺麗に咲いていました。この木はフレームツリー(和名:火炎樹)です。日本統治時代はこの綺麗な木の下で日本の桜のようにお花見もされていたそうです。

ここで皆さんにサイパンのラッキーアイテムをご紹介します。

マリアナにはキングフィッシャーという鳥が3羽一緒にとまっている姿を見るととても良いことがある、という言い伝えがあります。なんと、珍しいことに、そのラッキーアイテムが目の前に!!すぐさま写真収めることができました!

日本もサイパンより暑い日が続いているようですね。どうぞ熱中症にも十分に気を付けてください。

そして、一日も早く新型コロナウィルス感染拡大が終息に向かい、皆様とここサイパン島でお会いできることを楽しみにしています。

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戦後75周年の今年、サイパンのツアー会社PDIと大手旅行会社HISが、日本統治時代から終戦までのサイパンの歴史を巡るオンラインツアーを開催します!
北マリアナ政府公認の日本人ガイドが案内してくれるツアーはここでしか聞けない話も盛りだくさん。現地からライブ配信で、スポットをご案内した後には気になることにその場で答えてもらえる質問コーナーも予定されています。
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催行日:9月16日、20日、23日、27日、30日
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