大自然に囲まれた
青の楽園、ロタ
サイパン、グアムから小型飛行機で約30分。手つかずの壮大な自然が残る島、ロタ。
島から周囲を見渡すと、どこまでも高いスカイブルーの空と、どこまでも広いロタブルーの海が水平線で溶けて交わるような、美しい景色に心奪われます。
一度潜れば、ロタブルーと称される比類ない海の色、そして時に100mをも見渡す透明度に魅了されることでしょう。
また、世界最高のホールポイントと名高い「ロタホール」も、まばゆいばかりの光のシャワーで迎えてくれます。
HIGHLIGHTS 01
世界最高レベルの透明度(透視度)を誇るロタの海は、平均40~50m、良いときには70m以上も見渡せます。その理由は、サンゴが隆起し石灰石でできた島と、標高500mほどのサバナ高原。島の地質がろ過装置の役割を果たし、サバナ高原に降ったスコールが湧水となって海に流れ出るからと言われています。さらに、石灰岩から溶けたカルシウムに太陽の光が当たることで、より濃く、青く見える海。このロタでしか見られない青色は、“ロタブルー”と呼ばれています。
HIGHLIGHTS 03
ロタの人気No.1ポイント「ロタホール」。その名の通り、ホール(穴)の中を潜る地形ポイントです。横穴から中に進むと、目の前には天井の縦穴から差し込む強烈な光の柱が出現。光の柱は時間とともに変化していき、時にはカーテンのように広がって見えたり、放射線状に見えたりと、さまざまな表情が楽しめます。ベストシーズンは3月中旬から9月末。特に4月中旬から6月中旬は、神々しいほどの美しさでダイバーを魅了します。
SEASONALITY
メインポイントの「ロタホール」は4~9月の間がベスト。
細いレーザービームのような光線から強烈な光のシャワーまで、いろいろなシーンが見られます。
透明度が良くなる冬場には、マクロ生物が見られるほか、バラクーダやナポレオンフィッシュなどの大物が現れることも。
チョウチョウウオの群れや固有種のオレンジフィンアネモネフィッシュなどには一年中出会えます。
DIVING STYLE
ロタは、島の西側に突き出した半島をぐるりと囲むようにダイビングポイントが集中しています。
ほぼ100%ボートダイビングですが、ダイビングショップから港、港からポイントまでのすべての距離が近く、移動が楽ちん。
ロタには日本人ガイドがいるダイビングショップが2 店あり、それぞれが東港と西港のすぐ側という好立地。また、互いの港までも5 分ほどと近いため、海況に左右されずに柔軟にポイントを選ぶことができます。
ボートが出るのは、西港と東港の2カ所。ポイントまでは近くて1分、遠くても15分ほど。
1本潜っては港に帰ってくるスタイルなので、船酔いや日焼け、トイレなどが心配なダイバーも安心です。
2018年1月現在、日本人スタッフがいるダイビングショップが2店あり、それぞれが東港と西港のすぐ側という好立地なのもうれしいポイントです。
ボートポイントの注意点
ボートが出るのは、西港と東港の2カ所。ポイントまでは近くて1分、遠くても15分ほど。
1本潜っては港に帰ってくるスタイルなので、船酔いや日焼け、トイレなどが心配なダイバーも安心です。
2018年1月現在、日本人スタッフがいるダイビングショップが2店あり、それぞれが東港と西港のすぐ側という好立地なのもうれしいポイントです。
POINT
中性浮力を取って深度に注意
透明度が高いので、気づかないうちに深く潜ってしまっていることも。ドロップオフになっている場所が多いので、中性浮力を取り、水深を確認しながら安全なダイビングを。
セーフティグッズの持参を
ダイバーならいつでも携行しておきたいグッズの1つがシグナルフロート。上げる手順もしっかり復習して、自分の身は自分で守る意識を持つことが大切です。
心配な方は酔い止めを
100%ボートダイビングのロタ。1本ずつ港に戻ってくるのが基本ですが、心配な方は事前に酔い止めを飲んでおきましょう。
船によって異なるエントリー方法
ボートダイビングのエントリー方法には、バックロールエントリーと、ジャイアントスライドエントリーがあります。
エントリー方法は船によって異なるので、ガイドに確認を。どちらの方法でもマスクとレギュレーターをしっかり押さえてください。
冬はボートコートがあると便利
年中温暖な気候で、水温も低いときで20℃後半はありますが、冬場は北風が吹くので、寒く感じることも。
風を防いでくれるボートコートが1枚あると役立ちます。トイレは事前に済ませておきましょう。
しっかり日焼け対策を
夏はもちろんのこと、冬でも強いマリアナの日差し。ボートに乗る際も、屋根がついていないものが多くみられます。
日焼け止めをこまめに塗り直し、対策しておきましょう。
ダイビングを楽しむ場合の、1日のタイムスケジュールを紹介します。
※時間は目安になります。詳細なスケジュールは各ダイビングショップにご確認ください。
8:00AM
集合・ブリーフィング
ダイビングショップのガイドと合流。荷物を持って集合場所で待っていましょう。
ほとんどのショップはホテルの前でピックアップしてくれます。
そのまま海に向かう場合もあるので、服の下に水着を着ていくのがオススメ。到着したら準備してブリーフィングを行います。
8:30AM
出発
出港する港によっては、ボートをピックアップトラックで運ぶので、街中をボートに乗って移動することも。
また、セッティングや積み込みはスタッフにおまかせ!
9:00AM
-
10:30AM
1ダイブ
いよいよロタブルーの海へ。透明度の高い海やダイナミックな地形を楽しみましょう!
11:00AM
-
12:30PM
休憩後、さらに1ダイブ
基本は午前中に2ダイブですが、港とポイントが近いロタでは1本ずつダイビングショップに戻ってくることができます。
休憩して体調を整え、トイレなども済ませましょう。
再び出港し、2本目のダイビングへ出発!
13:00PM
CASE01
観光・アフターダイビング
13:00PM
CASE02
1〜2ダイブ
13:00PM
CASE02
ランチ
ロケーションが良いので、ダイビングショップでお弁当を食べることがほとんどです。
14:00PM
CASE02
1〜2ダイブ
まだまだ潜りたいという方は、午後も1~2本ダイビング。ロタの海をさらに楽しみましょう!
15:30PM
CASE02
片付け・ログ付け
器材はボートに積みっぱなしにしておけば、ボートごと陸上にピックアップしてショップまで運んでくれます。
その後、器材の片付けをしたらログ付け。その日のダイビングを振り返り、潜った場所や見た生物など、ダイビングの思い出をログブックに記録しておきましょう。
必ず持っていくもの
できれば持っていくもの
マリアナの海でダイビングを楽しむなら、日本人スタッフが常駐し、安全や自然保護にも十分に配慮しているダイビングショップがオススメです。
マリアナには日本人が中心となり、サイパン・テニアン・ロタの海を安全に気持ちよく潜れるよう、さまざまな活動をしている「NMDOA(Northern Mariana Diving Operators Association)」という非営利団体があります。
このNMDOAに所属しているダイビングショップなら、言葉の問題もなく、安心してダイビングを楽しむことができます。
NMDOA(北マリアナ諸島ダイビング事業者協会)
http://www.nmdoa.net/