ダイビングを始めるなら、最高に素敵な海がいい!
青く透き通った海の中で、カラフルな魚たちと泳ぎ、洞窟で幻想的な光のシャワーを浴びる……マリアナブルーに抱かれたサイパン、テニアン、ロタの水中世界には、まるで夢のような光景が広がっています。あなたもダイバーの仲間入りをして、美しい海の中を自分の目で見に行きませんか?
MERIT
透明度がいい!
マリアナの海は、飛んでいるような浮遊感が味わえるほど澄んでいます。水中で見失うリスクが少ないため、安心して潜ることができます。
冬でも水温28度でストレスフリー!
夏の平均水温は29~30度、そして一番寒い1~2月でも27~28度という温かさ。水中でストレスになりやすい寒さとは無縁のフィールドです。
日本人インストラクターがたくさんいる!
言語の心配をすることなく、ダイビングについて教えてもらえます。また、食事やマナーなど、文化の面も心配なく過ごすことができます。
WHAT TO DO
ダイビングをするためには、Cカードが必要です。Cカードとは、「PADI」など、複数ある民間のダイビング指導団体が発行する認定証(certification card)のこと。 公的機関が発行する免許(ライセンス)ではありませんが、潜る際には提示を求められることがほとんどで、持っていれば「ダイビングに必要な知識とスキルを身につけたダイバーである」 ことの証明になります。Cカード講習は、各指導団体に加盟しているダイビングショップで受けられます。
マリアナでは、現地で学科講習から海洋実習まですべての工程をこなすパターンと、日本で事前に学習を済ませ、現地でプールや海洋講習を受けるパターンが多く、学科講習が1日程度、プール講習と海洋実習で3日間が目安です。費用は$400~$500程度が一般的(2018年1月現在)。ただし、Cカード講習にかかる費用は指導料のほか、教材代、器材レンタル代、保険料、Cカード申請代など多岐に渡ります。各ショップによって含まれる内容は異なりますし、含まれていないものは実費でかかってくるので、「トータルでいくらかかるのか」を必ず事前に確認しましょう。
「手軽に水中世界を楽しんでみたい!」「いきなりCカードを取るのは不安……」という人には、体験ダイビングがおすすめです。 インストラクターが丁寧にサポートしてくれるので、スキルの心配はいりません。また、所要時間は1ダイブなら半日程度なので、旅のオプションに追加してみては? 抜群の透明度の中、トロピカルフィッシュが舞うマリアナの海を漂う体験は、一生忘れられない思い出になるはずです。「もっと潜りたい!」と思ったなら、ぜひダイバーデビューを。
WHAT TO NEED
1
MASK
マスク
水中でも視界がクリアになります。一眼タイプ、二眼タイプがあります。 水泳で使用するゴーグルとは異なり、鼻まで覆われているのが特徴です。 視力が悪い人は、度付きの視力矯正レンズをつけることも可能(二眼タイプのみ)。
2
SNORKEL
スノーケル
マウスピースのついた空洞の筒になっていて、水面に浮いている際、顔を水面につけたまま楽な姿勢で呼吸することができます。 水面移動の際に使用することで、タンクの空気節約も可能になります。
3
FINS
フィン
少しの力で多くの水をつかめるので、水中で効率よく推進力を得られます。 形状や素材によって、必要となる脚力や蹴り心地が異なります。 さまざまなデザインからお気に入りを見つけましょう。
4
WETSUIT
ウエットスーツ
スーツと肌の間の水を体温で温めることで 保温します。また、皮膚の保護にも有用です。 厚み、形状ともに様々なタイプがありますが、 マリアナの海にオススメなのは、3mmのフル スーツタイプ。
5
BUOYANCY COMPENSATOR
BC
浮力をコントロールする器材です。タンクを固定し、また、タンクとホースを つなぎジャケット内に空気を通します。その空気を吸排気することで浮力の調整を 行うことができます。 体にフィットするものを選びましょう。
6
REGULATOR
レギュレーター
水中でタンク内の空気を吸うための器材です。圧縮されたタンク内の高圧空気を、 人が呼吸できる圧力まで減圧します。自動で周囲圧と 同じ圧力まで減圧してくれるので、 どんな水深でも自然な呼吸が可能と なります。
7
OCTOPUS
オクトパス
緊急時に使用する予備の空気源です。 メインのレギュレーターが故障した際に 使用したり、エア切れを起こしたバディに 渡します。発見しやすいように目立つ色で 作られていることが多いです。
8
GAUGE
ゲージ類
ゲージとは、計測器材のこと。一般的には、 タンク内の空気圧を測る残圧系、水深を測る 水深計、方向を示すコンパスの3つがセット になっています。 ダイビング中の状況を把握するための必需品。
9
DIVE COMPUTER
ダイブコンピューター
潜水時間や水深が表示される腕時計型の器材。 たどった経路から、減圧不要潜水時間(あと何分潜れるか)や安全停止時間などを自動で計算してくれます。 近年、さまざまな機能が追加されています。
それではいよいよ、Cカード講習の流れを覗いてみましょう!
学科講習
ダイビングは、水圧を受けながら呼吸をして楽しむスポーツです。
学科講習では、水中という特殊な環境下で安全に過ごすための基礎知識を学びます。
まず、教材で自主勉強した上で、インストラクターと復習&小テスト。
最後に学科テストを行いますが、落とすためではなく、必要な知識を確認し、深める目的で行われる試験なので、リラックスして臨みましょう。
現地での講習時間が短縮できるe-ラーニング講習を取り入れているダイビングショップもあるので、希望の方は各ショップにお問い合わせを。(1日程度)
プール(限定水域)講習
プールや浅瀬の海などの流れのない環境で、基本スキルをトレーニングします。学科講習で習ったスキルを実際に行い、身につけることが目的です。海洋実習を落ち着いて受けるためにも、ここでほぼすべてのスキルをマスターしておくことが大切。不安がある場合は、この段階でしっかりとインストラクターに確認しましょう。
マリアナの海では、透明度がいい浅瀬の海で講習が行われることが多い。スキルの習得に夢中になりがちですが、はじめて水中で呼吸する体験は感動的です。(1日程度)
例えばこんなことを習います
海洋ダイブ
プール(限定水域)講習で練習したスキルを、実際の海でもできるかどうか最終確認します。ダイビングは自然相手のスポーツ。波や流れもあり、天候も選べない環境に慣れることも海洋ダイブの目的のひとつです。
ここでもインストラクターが丁寧にサポートしてくれるので、慌てずに落ち着いてひとつひとつのスキルをクリアしていきましょう。スキルに問題なければ、水中ツアーへ出発!透き通る海で浮遊感を楽しんだり、カラフルな魚たちを観察したり、思い切り楽しんで。(2日程度)
器材片付け、ログ付け
ダイビング後には、器材の洗い方や干し方も実践。そして、ログ付けをします。ログとは潜水記録のことで、日付やポイント名、潜水時間、水深、装備などの基本データを記録しておくものです。世界中どこのダイビングサービスを利用しても、Cカードとログがあればその人のレベルと経験がわかります。初めて会う海外のインストラクターと潜る際も安心です。ダイビングを振り返りながら、一緒に潜ったインストラクターや仲間と思い出を共有できる、楽しいひとときです。
CカードGET!!
講習を終え、必要な知識とスキルを身につけたことをインストラクターが認めたら、サインをもらいます。
指導団体に申請すれば、後日、Cカードが送られてきます。 ダイバー仲間を作ってマリアナブルーの海を潜ろう!
Q.
テストに落ちることもある?
A.
学科試験は、落とすためではなく、必要な知識を習得できたか確かめることを目的に行われています。仮に合格点に達しなかった場合でも、インストラクターと復習してから、再度臨むことができます。
Q.
サメに襲われたりしないの?
A.
サメに凶暴なイメージをもつ人も多いですが、ほとんどの種類のサメは臆病で穏やかな性格です。ホホジロザメなどの獰猛なサメの生息海域ではダイビング自体行われることが少ないのでご安心を。
Q.
タンクや器材は買わないとダメ?
A.
Cカード講習はレンタル器材も一般的ですが、器材は快適性や安全性に関わります。ダイバーになったら、できれば自分に合うものを揃えたいものです。ただ、まずはレンタル器材でスタートするのも手。
一方で、タンクやウエイトはレンタルが一般的です。
Q.
耳抜きが心配……。
A.
耳抜きに不安がある人は、事前にインストラクターに伝えておきましょう。一緒に潜りながら、その人に合う耳の抜き方やコツを指導してくれるはずです。ストレスも耳抜きができない原因のひとつなので、リラックスしてトライしましょう。
Q.
泳げないけれどダイバーになれる?
A.
水中でのスポーツですが、長い距離が泳げる必要はないでしょう。また、泳げない原因のひとつである“息継ぎができない”“沈んでしまう”などは、ダイビング器材が解決してくれます。しかし、水に対するストレスがあったり、まったく泳げないカナヅチ状態だったりすれば、突然のトラブルに対処できません。普段から、プールで水泳するなど、水に慣れておくと安心です。