豊かな自然と海に癒される、
テニアン
サイパンから《スターマリアナス航空》の小型飛行機でわずか15分ほどのテニアン。
島の形がニューヨークのマンハッタン島に似ていることから、島を走る道路には「ブロードウェイ(BROADWAY)」
「四十二番街(42nd STREET)」など、ニューヨークと同じ名前が付けられ、大自然の中にまっすぐな道が続く、美しい風景が特徴的です。
ダイビングでは、サイパンからの遠征ダイブが人気。
海の中はサイパンを超える透明度やダイナミックな地形を楽しむことができます。
HIGHLIGHTS 01
人気ポイント「フレミング」では、豪快なドロップオフが見どころです。岩棚の上は水深5~15mほどですが、そこから垂直に切り立った壁が深くまで続いています。また、マリアナといえば“マリアナブルー”と呼ばれる海の色と透明度が特徴です。テニアンはサイパンよりもさらに良くなり、40~50mを超えることも。抜群の透明度の中、まるで崖の上を飛んでいるようなダイブが楽しめます。
HIGHLIGHTS 03
サイパンにもあるグロットですが、ここテニアンのグロットはボートポイント。潜ってすぐアクセスできるのが魅力です。 洞窟内に入るとさまざまな方向に穴が空いていて、そこから光が差し込みます。季節や時間帯によって光の差し込み方が違うので、何度潜っても飽きません。また、洞窟の上へ移動してみると、岩棚の隙間から洞窟内でダイバーが吐いた空気が泡となって湧き出て、辺り一面がキラキラと輝いて見えます。
SEASONALITY
地形が見どころのポイントへは、夏場の日差しが強い時間に潜るのがオススメ。
この時期は海も穏やかになることが多く、サイパンからテニアンにも行きやすくなります。
冬場は透明度がさらに高くなります。美しい白砂が広がる海中で、気持ちの良い浮遊感を味わうことができます。
DIVING STYLE
テニアンでのダイビングはサイパンからの遠征が基本で、100%ボートダイビングとなります。
乗り合いがほとんどで、朝8時~8時半頃にサイパンを出発して午前中に2本潜り、お昼過ぎにはサイパンに戻ってくるのが一般的。
ボートの状況やダイビングショップによっては、テニアンで3~4本潜ることもできるので、たくさん潜りたいという場合は事前に相談を。
ポイントは島の西側に集中。観光のために上陸することはありません。
ボートポイントの注意点
サイパンからテニアンへはボートで約50分。2本連続で潜る場合は、船上で水面休息を取ることがほとんどです。
サイパンからテニアンへはボートで約50分。2本連続で潜る場合は、船上で水面休息を取ることがほとんどです。
潜りながら潮の流れに乗って移動し、別の場所で船に戻るドリフトダイビングを行うこともあります。
POINT
中性浮力を取って深度に注意
透明度が高いので、気づかないうちに深く潜ってしまっていることも。ドロップオフになっている場所が多いので、中性浮力を取り、水深を確認しながら安全なダイビングを。
セーフティグッズの持参を
ダイバーならいつでも携行しておきたいグッズの1つがシグナルフロート。上げる手順もしっかり復習して、自分の身は自分で守る意識を持つことが大切です。
心配な方は酔い止めを
テニアンへ遠征して潜る場合、5時間近く水中やボートの上で過ごします。冬は海が荒れることも増えるので、心配な方は事前に酔い止めを飲んでおきましょう。
船によって異なるエントリー方法
ボートダイビングのエントリー方法には、バックロールエントリーと、ジャイアントスライドエントリーがあります。
エントリー方法は船によって異なるので、ガイドに確認を。
どちらの方法でもマスクとレギュレーターをしっかり押さえてください。
冬はボートコートがあると便利
年中温暖な気候で、水温も低いときで20℃後半はありますが、冬場は北風が吹くので、寒く感じることも。
風を防いでくれるボートコートが1枚あると役立ちます。トイレは事前に済ませておきましょう。
しっかり日焼け対策を
夏はもちろんのこと、冬でも強いマリアナの日差し。ボートに乗る際も、屋根がついていないものが多くみられます。
日焼け止めをこまめに塗り直し、対策しておきましょう。
ダイビングを楽しむ場合の、1日のタイムスケジュールを紹介します。
※時間は目安になります。詳細なスケジュールは各ダイビングショップにご確認ください。
7:30AM
集合
ダイビングショップのガイドと合流。荷物を持って集合場所で待っていましょう。
ほとんどのショップはホテルでピックアップしてくれます。
そのまま海に向かう場合もあるので、服の下に水着を着ていくのがオススメ。
8:00AM
サイパンの港を出発
港で器材のセッティングをします。船に積み終わったら、テニアンに向けて出発。
行く途中は揺れることもあるので、しっかり椅子に座っていましょう。
8:50AM
テニアン到着。準備&ブリーフィング
到着したら準備をして、ブリーフィングを行います。
9:00AM
-
11:30AM
2ダイブ
午前中に2ダイブ。サイパンとはまた違った青さの海が広がります。
水面休息中はシュノーケリングなどを楽しむこともできますよ。
13:00PM
CASE01
観光・アフターダイビング
13:00PM
CASE01
サイパンに帰港、
観光・アフターダイビング
午前中で潜り終える場合、片付けやログ付けのあとは、サイパン島内の観光へ!時間がたっぷりあるので、遠くの方まで足を延ばしてみては?
詳細はこちら13:00PM
CASE02
2 ダイブ
13:00PM
CASE02
サイパンに帰港、ランチ
サイパンに戻り、お昼ご飯。引き続きテニアンで潜る場合は、船上で昼食をとります。
14:15PM
CASE02
1〜2ダイブ
追加して1~2本潜る場合はランチ後にサイパンのポイントへ。
1日でテニアンの海もサイパンの海も、両方を楽しむことができます。
16:00PM
CASE02
片付け・ログ付け
ショップに戻って器材を洗い、器材の片付けとログ付け。
その日のダイビングを振り返り、潜った場所や見た生物など、ダイビングの思い出をログブックに記録しておきましょう。
時間がある場合はサイパン島内の観光へ!
必ず持っていくもの
できれば持っていくもの
マリアナの海でダイビングを楽しむなら、日本人スタッフが常駐し、安全や自然保護にも十分に配慮しているダイビングショップがオススメです。
マリアナには日本人が中心となり、サイパン・テニアン・ロタの海を安全に気持ちよく潜れるよう、さまざまな活動をしている「NMDOA(Northern Mariana Diving Operators Association)」という非営利団体があります。
このNMDOAに所属しているダイビングショップなら、言葉の問題もなく、安心してダイビングを楽しむことができます。
*テニアン遠征を行なっていないダイビングショップもありますので、詳しくは直接お問い合わせください。
NMDOA(北マリアナ諸島ダイビング事業者協会)
http://www.nmdoa.net/